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人は、ホントに「く」の字になって宙を舞う [太極拳]

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本日も、太極拳思い出話を一席お付き合いください。

けっこう年配の人でなければ、知らないと思うのですが、
90年代初め頃、西野流呼吸法というのが流行ったことがあります。

もとバレーダンサーだった西野皓三氏創始した健康法で、
「対気」と呼ばれる「人が飛ばされる」パフォーマンスで有名でした。

初めて知ったのは、雑誌の記事です。そこに掲載された写真は、片手をサッと伸ばしたようなポーズをとる西野氏の斜め前方に、身体が「く」の字に曲げながら飛ばされている人の姿が!という、かなりインパクトのあるものでした。

その後、テレビなどでも盛んに取り上げられるようになり、実際に「動く対気」を目にしました。それは、太極拳の単推手の応用のようで、数度の押し合いのあと、師匠が「気」を発し、高弟が飛ばされるといったもの。

しかし、雑誌記事の静止画像のような迫力のものとは程遠い印象でした。
西野氏の相手をする高弟が、自ら地面を蹴って飛んでいるようにしか見えなかったからです。

「あんなのインチキだ」と当時のマスコミを騒がせた、このパフォーマンスですが、結論は「気に感応したい人だけが飛ぶ」といったようなものと記憶しています。ぜんぶがインチキではないが師弟間等でしか成り立たない技で、武術的な価値はないということです。

私も、そう思っていました。人は簡単に飛ばされるわけがないと。
さて、長い前置きでしたが、ここからが本題。

私がその頃、太極拳を習っていた大阪太極拳協会で、中国から陳氏太極拳の正宗継承者である陳正雷老師を招いた講習会ときのことです。

陳 正雷.jpg
陳正雷老師。ベースボールマガジン社刊 陳氏太極拳テキスト 表紙より

いつも一緒に練習している若い男性が、攻防のことで質問をしました。
すると陳老師は、その男性を呼び寄せ、推手を始めるような形で、手首、肘を触れ合いました。

「何が始まるのかな」と思った次の瞬間、陳老師の体がわずかに震えたかと思うと、その男性の身体は、弾き飛ばされたかのように宙に舞ったのです。
その飛行姿勢は、まさに「く」の字。しかも鋭角ぎみ。
2mぐらい飛ばされ、くの字姿勢のまま、お尻でランディングです。

陳老師の見事な早業に、周りで見ていた受講生たちは「ウォーッ!!」。
飛ばされた件の男性は、痛いお尻を抑えつつ、恥ずかしそうに頭を搔きながら、みんなのところへ戻っていきました。
老師への質問に対し、身をもって教えられたこの「答」を、この男性は生涯忘れられないことと思います。

この一件で、「やり方によれば、人は簡単に飛ぶ」と認識が変わりました
怪しげな気のやり取りに頼らなくても、掛けることのできる技として存在すると。

この講習会の会場でサインをして頂いた、陳正雷老師の著書「陳氏太極拳テキスト」は、この驚異の技目撃の記念として、今でも大切に保管しております

陳正雷老師サイン2.jpg


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